米ウィスコンシン州で、人種差別撤廃の抗議デモ
8月 24, 2020 19:39 Asia/Tokyo
米ウィスコンシン州で、警察官が黒人男性に発砲したできごとが、大規模な抗議行動に発展しました。
ロイター通信によりますと、ウィスコンシン州ケノーシャ市内にて、警察官が丸腰の黒人男性に向かって発砲し、これが大規模な抗議行動に発展したことから、市当局は往来禁止令を出しました。
トニー・エバーズ・ウィスコンシン州知事はツイッターに、今回銃撃されたこの黒人男性がジェイコブ・ブレークさんだったとし、「過度の武力行使と緊張の激化に反対する」と書き込みました。
この報道ではまた、男性は重症を負い病院に搬送されたが重体になっていると伝えています。
しかし、警察側はこの銃撃の動機に関して全く釈明していません。
SNS上に公開された動画では、警察官は銃を構え、黒人男性の後を追いかけており、男性が車に乗り込もうとすると複数回発砲する様子が撮影されており、また現場には群集が集まり警官にレンガや火炎瓶を投げつけています。
アメリカでは、5月に黒人男性が白人警察官に首を圧迫され死亡する事件が起きて以来、警察による人種差別への抗議デモが続いています。今回の発砲の動画はすでに230万回以上再生されていて、波紋を広げそうです。
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