ドイツ警察が、コロナ関連制限措置に反対するデモ隊を襲撃
8月 30, 2020 16:58 Asia/Tokyo
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ドイツでのコロナ関連制限措置に反対するデモ
ドイツ・ベルリンで行われた、新型コロナウイルス関連の制限措置に反対する数万人規模の抗議行動が、警察の介入により暴力に発展しました。
ロイター通信によりますと、ドイツ警察は、同国政府が課したコロナ関連の制限措置に抗議する人々を襲撃し、社会的距離の維持やマスク着用などの衛生プロトコルを守っていないことを口実に、少なくとも300人を逮捕しています。
29日土曜には、ベルリン市内全域の街頭に繰り出したおよそ3万8000人の人々は、政府による新型コロナウイルス対策としての一連の制限措置が奏功していないことに抗議しました。
ベルリン市内でのこの大規模なデモと同時に、フランス・パリや英ロンドンなど複数の国の首都においても、様々な抗議集会が開催されました。
ドイツ警察は、抗議者らへの暴力行使や300人を逮捕したことを正当化するため、ツイッター上に声明を発表し、「これらの抗議行動への参加者らは、行進開催に当たっての安全条件を守っていなかった」と表明しています。
ドイツで、新型コロナウイルス関連の制限措置に対する大規模な抗議行動が行われるのは、これが初めてではありません・
ドイツではこれ以前にも、今月に入ってからベルリンのほか、シュトゥットガルトで、およそ2万人規模の似たような抗議行進が開催されています。
人口統計などを提供しているサイト・「ワールドメーターズ」の統計によりますと、ドイツではこれまでに24万3824人が新型コロナウイルスに感染し、このうち9363人が死亡しています。
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