米の核問題評論家、「イランとIAEAの合意は、米にとって敗北」
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ダベンポート・ケルシー氏
アメリカのシンクタンク・外交問題評議会のメンバーであり、核問題評論家でもあるダベンポート・ケルシー氏は、イランとIAEA国際原子力機関の合意を、「アメリカにとって新たな敗北」と述べました。
ケルシー氏は2日水曜、イルナー通信のインタビューで、「イランとIAEAの合意により、IAEAの対立を利用し国連安保理で自国の圧力を正当化しようとしたアメリカの工作は失敗した。今回の合意に米トランプ大統領が沈黙しているのは意味あることだ」と語りました。
また、イランに対し対立解消メカニズム(スナップバック)発動をめざしたアメリカの違法な圧力、イランとIAEAへの影響について「この合意は、IAEAの望む場所への査察にとっては重要だ。核合意が存続する確立を高めるものだ」と強調しました。
さらに、「アメリカは、核合意の無効化、最大限の圧力という政策を正当化するため、イランに関するIAEAの査察問題を手段として利用したい考えだ」と述べました。
イランとIAEAは、グロッシIAEA事務局長が先月26日にテヘランを訪問し、イラン当局との話し合いに臨みました。この中で両者はこれまで以上にそれぞれの協力態勢を強化することで合意しました。
イランとIAEAは声明の中で、双方は集中的に協議を行い、セーフガードの実施に関してIAEAが明らかにした問題を誠実に解決することで合意したとしました。 この点で、イランはIAEAが指定した2施設への査察を自主的に許可しています。
イラン核合意の当事国であるヨーロッパ各国は、イランとIAEAの決定を歓迎すると同時に、これを核合意の存続・維持に向けた前向きな一歩と評価しました。
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