ウィーチャット、米の禁止発表後にダウンロード急増
9月 22, 2020 16:37 Asia/Tokyo
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ウィーチャット
米政府が中国の対話アプリ「微信（ウィーチャット）」の新規ダウンロードを禁止すると発表した１８日以降、米国で同アプリのダウンロードが急増したことが分かりました。
ロイター通信が２２日、香港から伝えたところによりますと、米商務省は１８日、国家安全保障上の懸念を理由に、アップルやグーグルに米国のアプリストアからウィーチャットを削除するよう義務付けました。だが米連邦地裁は２０日、この措置の仮差し止めを命令し、商務省は２１日、異議を申し立てる方針を明らかにしました。
データ分析会社センサー・タワーによると、米国内でのウィーチャットのダウンロード件数は１８日と１９日の２日間で約５万４０００件と、１１─１２日の１９００件の２８倍に上りました。
テンセントのビジネス向け対話アプリ「WeCom（ウィーコム）」の米ダウンロード件数も１８、１９両日で５万８０００件と、１１─１２日の３００件の１９３倍に急増しました。ウィーコムは、トランプ大統領が８月にウィーチャットを禁止すると発表した数日後に、「WeChat Work（ウィーチャットワーク）」から名称が変更されていました。
ロイターがテストしたところ、ウィーコムをダウンロードしたユーザーはウィーチャットのアカウントとリンクさせ、ウィーチャット上の連絡先を追加できます。そうすれば、ウィーチャット上の連絡先がウィーコムをダウンロードしていなくても、メッセージを送ったりすることが可能になになります。
テンセントは中国メディアに対し、ウィーコムはウィーチャットとは全く異なる商品だと説明しています。
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