米コロナ感染者800万人超 冬を前に新規感染ペース加速
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米のコロナ感染者が800万人超に
米国で16日金曜、新型コロナウイルスの累計感染者が800万人を超え、冬を前に感染ペースが加速する中、各地の保健当局は対応に躍起になっています。
CNNによりますと、米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、感染者数は日ごとに増加しています。ここ1週間は毎日平均5万3000人以上の新規感染者が報告され、1カ月前から55%以上増えました。16日も同様の感染者数が確認されています。
これまでとは異なり、感染拡大を免れている地域はないとみられ、春以降は比較的落ち着いていた北東部でも感染者数が増加に転じ、大平洋岸北西部も同じ状況にあります。中西部でも新規感染ペースは衰えていません。
州保健当局によると、16日には少なくともイリノイ、ノースカロライナの2州で過去最多の感染者が報告されました。
米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は、年末を前に感染ペースがあまりに上昇していることに危機感を表明しました。他の専門家も、今年は非常に難しい冬になると指摘しています。
こうした中、トランプ政権はワクチン配布に向けた計画の一部を協議しました。
連邦当局者は16日、CVSとウォルグリーンズがワクチンの無償配布を担う薬局に指定されたことを確認しており、これらのワクチンは規制当局に承認され次第、長期介護施設に配布される予定です。
トランプ大統領はこの日、訪問先のフロリダ州で、ワクチンが承認されれば高齢者に真っ先に投与されるだろうと述べました。
米ワシントン大の保健指標評価研究所(IHME)は16日までに、新型コロナウイルスによる国内の累計死者数について、来年2月1日までに78%増の38万9087人になるとの予測を発表しました。なお、これまでの死者数は21万218000人近くとされています。
同大のモデルによると、全米国民がマスクを着用した場合、累計死者数は31万4000人に減ると予想され、逆にマスク着用令が緩和された場合、死者数が47万7000人を超える可能性もあるとしています。
ただし、IHMEの研究者は「死者数はこれから下げ止まり、今後1~2週間で増え始めると予想される」と説明しており、米国は欧州に比べ冬季の感染拡大が始まるのが遅かったとも指摘し、たとえ多くの州が年末までに制限措置を復活させたとしても、来年1月には1日の死者数が2000人を超えるとの見通しを示しました。
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