英ロンドン警察が、国内での人種差別問題の存在を認める
11月 14, 2020 16:55 Asia/Tokyo
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ロンドン警視庁のクレシダ・ディック警視総監
イギリスで、民族的・宗教的少数派に対する警察官の人種差別的な行動への非難の高まりを受け、ロンドン警視庁のクレシダ・ディック警視総監がこの問題の存在を認めました。
ディック警視総監は13日金曜、ロンドンベースのラジオ局LBCとのインタビューにおいて、イギリス警察も人種差別的な警察の例外ではないとし、この問題を解決する意向を主張しています。
また、「イギリスでは、可能なあらゆる形での人種差別問題対策への努力がなされている」とし、「民族的少数派の人々は、警察に対する信頼を失っている」と語りました。
さらに、この問題に遺憾の意を示すとともに、「今後2年間で、イギリスの警察官全体の40%を、有色人種やアジア系などの少数派の人々から募集するつもりだ」と述べています。
ディック警視総監のこの発言の一方で、サディク・カーン・ロンドン市長は少数派の人々に対する警察の対応に関する調査を要請しました。
アメリカで去る5月25日、白人警官によって起きた黒人市民ジョージ・フロイドさん殺害事件に対する市民の大規模な抗議行動が発生して以来、イギリスの警察による差別的な対応への非難も高まっています。
複数の公式統計から、イギリスでは少数派の人々が白人よりはるかに多く警察の作戦行動の対象となっていることが判明しています。
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