フランスで、警察の暴力と人種主義に対し広範な抗議デモ
(last modified Sun, 29 Nov 2020 10:33:46 GMT )
11月 29, 2020 19:33 Asia/Tokyo

フランスで、数十万人の市民が警察の暴力行為と人種主義に抗議し街頭に繰り出しました。

フランス内務省の発表によりますと、フランスでは13万3000人(労働組合の発表では55万人)が、警察の暴力と人種主義に反対し抗議デモを行いました。

28日土曜、抗議者たちは国内70都市以上で、マクロン政府の政策、特に同国の警察組織における構造的な人種主義、および暴力に反対してデモを行いました。これらの都市の多くでは、警察と抗議者の間で衝突が発生しました。

抗議者らが辞任を求める中心人物であるジェラルド・ダルマナン内務大臣は、警官37人の負傷を公表し、「警察に対する容認できない暴力」を非難しました。

また公式筋は、負傷及び逮捕された抗議者の数に言及していませんが、ソーシャルメディア上では負傷者の数は数十人、逮捕者の数は約100人と発表されています。

この抗議行動は、数日前に、フランス警察がマスク未着用を口実に、黒人男性ミシェル・ゼクレアさんに対し暴行を加える様子を映した映像が公開された後、始まりました。

フランスのマクロン大統領は、インターネット上でこの映像が急速に拡散していることを受け、フランス警察の残忍な行動は容認できず、すべてのフランス人の恥である、としました。

しかしその一方で、マクロン政権は、警察官の撮影とその画像の公開を制限する法案を国会に提案しました。

この法案は、このような法案の可決は警察の暴力が闇に葬られる原因となりうるとして、市民権活動家やジャーナリストからの抗議を引き起こしています。

 

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