フランスで、治安対策法案をめぐり警察とデモ隊が衝突
12月 06, 2020 15:39 Asia/Tokyo
フランスの複数の都市で、警察が治安対策法案に抗議して結集した人々を取り締まり、抗議者らと衝突しました。
ファールス通信によりますと、フランス議会で審議中の「国家安全保障法」に抗議する人々は、先週に引き続き今週も街頭に繰り出しこの法案への抗議を示しました。
フランス当局も、衝突が続く中で同法第24条の見直しを発表しました。
この新法は、フランス国会の下院に当たる国民議会で承認され、現在は上院に当たる元老院での承認を待っており、それには警察官の顔を撮影して公開することを犯罪行為とみなし、違反者には罰金及び禁固刑を科すとされています。
市民団体やメディア活動家は、この措置が報道の自由を妨げ、フランス警察の暴力行為や残忍な体質が露見することも、またそのような行為をした者への処罰も許されなくなることを懸念しています。
最近、パリの警官がある黒人市民を殴打した映像がソーシャルメディア上に投稿されました。
国家安全保障法第24条は、警官の画像を公開することを犯罪と見なし、この法を犯した者はすべて、1年間の禁固刑と4万5,000ユーロの罰金が科されます。
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