トランプ大統領、退任間際にイラク民間人殺害犯などに恩赦

トランプ米大統領が、退任間際に元共和党議員やイラク民間人殺害の実行犯などに恩赦と減刑を与えています。

ファールス通信によりますと、このほか、今回の措置ではイラク民間時殺害の罪に問われていた米民間軍事会社・ブラックウォーター社の元従業員４人と、メキシコ国境での不法移民銃撃と隠ぺいの罪に問われていた国境警備隊員２人に恩赦が与えられました。

また、ＣＮＮによりますと、トランプ米大統領は２２日火曜、ロシアによる米大統領選介入疑惑の捜査で有罪を認めた元側近ら十数人の恩赦と、薬物犯罪の服役囚ら５人の減刑を発表しました。

トランプ氏による退任前の大量の恩赦や減刑の発表は、以前から予測されていました。

今回の恩赦の対象となったのは、ロシア疑惑の捜査に絡み、虚偽の証言をして有罪になったトランプ陣営の元外交顧問ジョージ・パパドプロス氏と、オランダ人弁護士のアレックス・バンデルズワン氏、選挙資金の私的流用財で来年1月に収監される予定だった与党・共和党の元下院議員のダンカン・ハンター元議員、インサイダー情報漏洩罪で服役中のクリス・コリンズ元議員です。

また減刑の対象者は、詐欺罪と資金洗浄罪で服役中の共和党のスティーブ・ストックマン元議員、薬物犯罪で服役中の女性３人となっています。

さらに最近、トランプ氏による、3人の実子や娘婿のジャラド・クシュナー氏、自らの顧問弁護士であるジュリアーニ氏への恩赦決定についてのニュースも発表されています。

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