全米で殺人事件件数が突如として増加
(last modified Sun, 27 Dec 2020 12:36:58 GMT )
12月 27, 2020 21:36 Asia/Tokyo

アメリカの規模の大きい10の警察署で今年の11ヵ月の間に報告された殺人事件件数が、昨年に比べて40%増加しています。

米ウォールストリート・ジャーナル紙によりますと、米シカゴ市警察のBrendan Deenihan刑事部長は、同市内の殺人事件件数が昨年と比べて55%増加したと発表しました。

この記事では、アメリカでの殺人事件件数増加と同時に、新型コロナウイルスとそれに対する措置が、犯罪の捜査と解決の点で警察に深刻な問題をもたらしており、9つの警察署における今年11ヵ月間の殺人事件解決件数は、昨年の同期間と比べて平均で7%低下したと伝えています。

この記事は、カリフォルニア、イリノイ、フロリダ各州において武器を用いた複数の暴力事件が起こり、クリスマス休暇が始まってからわずか2日間で何人もの死亡者や負傷者が出ている中で発表されました。

米ニューズウィーク誌は、アメリカでこの1年間に発砲事件数が50%増加している都市は数十にのぼっていると報じています。

アメリカは現在、暴力事件や人質事件、武器を使った襲撃事件の波にさらされています。

アメリカ各地では、年間数千人が発砲により死傷しています。公式報告によれば、同国内にはおよそ2億7000万から3億丁の銃器が存在しています。この数は、およそ国民1人に1丁の銃がある計算になります。

 

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