新型肺炎
米の各病院で医療崩壊寸前、コロナの更なる拡大で
12月 30, 2020 20:10 Asia/Tokyo
アメリカの各病院では、新型コロナウイルス感染状況の悪化と、これまでにない規模での入院患者の増加により、極めて困難な状態状況に陥り、酸素マスクや人工呼吸器などの大幅な不足により、病院関係者が国内医療危機の宣言を余儀なくされています。
CNNによりますと、米カリフォルニア州のガリー州厚生長官は、「一部の病院では、酸素補給関係の医療器材・インフラ面での困難に突き当たったことにより医療危機が宣言されている」と語りました。
また、「カリフォルニア州ロサンゼルス郡内の、少なくとも5つの病院では、コロナ重症患者への酸素吸入問題により、医療面での危機・崩壊を宣言せざるを得なくなるとともに、治療中の患者から酸素吸入器を外さなければならなくなった」と述べています。
この報道によりますと、現在すでにロサンゼルス郡内の各病院には、あわせて7000人以上のコロナ患者が収容されており、これらの入院者のうち1400人の感染者が特別治療室だけで治療を受けています。
アメリカでは、新型コロナウイルス蔓延により前代未聞の危機が発生しており、それには政府の機能や措置の脆弱さや不行き届きも大きく関係しています。
現在、アメリカは世界でも新型コロナウイルス拡大の被害が特に大きな国の1つです。
現在、アメリカでのコロナ感染によるこれまでの死亡者数は34万6579人に達しており、また感染者数は1997万7704人となっています。
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