1月 03, 2021 21:35 Asia/Tokyo
  • WHO世界保健機関
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オンライン学習への移行など新型コロナウイルスのパンデミックによる制限的な措置は、子どもたちのメンタルエルスに悪影響を及ぼす恐れがあります。

WHO世界保健機関の専門家であるウラジーミル・ポズニャク氏は、ロシア・リアノーボスチ通信に対し、その長期的な影響に関する研究はまだ行われていない、と語りました。

ポズニャク氏によりますとと、新型コロナウイルスのパンデミックによる心理的・社会的な影響を受けやすいのは、神経生物学的において脳が成長する時期、社会面での人格が形成される期間である幼少期とティーンエイジャーの時期にあるということで、これらの形成がどのような条件で行われるかによって、その子どもの将来における社会への適応能力が決まことから、ティーンエイジャーの時期には同い年の仲間との交流、その仲間からの影響や承認が特に重要だと指摘しています。

ポズニャク氏は、「新型コロナウイルス感染を抑制することを目的とした物理的に距離を置く対策は、小さな子どもやティーンエイジャーが仲間と交流する機会を減らし、精神衛生に悪影響を及ぼす恐れがある」と警告しています。また、ビデオチャットやデジタル技術による友人間のコミュニケーションが普及しても、その方法で状況に完全に対処できるわけではなく、親族との接触を増やしたとしても、物理的に距離を置く対策による負の影響を緩和することはできないだろうとも語っています。

 

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