バッハＩＯＣ会長、予定通りの東京五輪開催へ決意表明
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ＩＯＣ国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長
ＩＯＣ国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長が、東京五輪・パラリンピックの予定通りの開催に向けた決意を表明しました。
ロイター通信が２３日土曜、報じたところによりますと、英タイムズ紙は２２日金曜、日本政府が新型コロナウイルス感染症流行のため東京五輪を中止せざるを得ないと非公式に結論付けた、と報じました。
しかしこれに対し、JOC日本オリンピック委員会の山下泰裕会長は、この報道について、間違っておりコメントするのも愚鈍だとして強く否定していました。
バッハＩＯＣ会長は東京五輪・パラリンピック開幕まで半年となるのに合わせてビデオメッセージを公開し、予定通りの開催に向けた決意を表明し、五輪の開催を「大事業」としながらも、新型コロナワクチンの予防接種が普及していない中で既に世界各地で大規模なスポーツイベントが行われていることを指摘しました。
さらに、タイムズ紙の報道には直接言及せず、「五輪が予定通り開催されることを確信している」と表明し、「開会まで６カ月となり五輪運動全体が７月２３日の開会式を心待ちにしている」と述べました。
続けて、この問題について一連のコメントを発表し、「本日２０６カ国・地域の国内オリンピック委員会と意見交換したが、全ての委員会が五輪を心待ちにし開催に向けて取り組んでいる。日本政府からも全面的なサポートを得ている。昨日もＩＯＣの委員全員と協議したが、全員が五輪をトンネルの終わりの明かりにすると決意している。全ての見通しは良好で、われわれは懸命に取り組んでいる｣と強調しました。
そして、その具体的な策として、「最優先すべきは大会を安全に開催し参加者全員の安全を確保することだ。大会の主催者は『あらゆるシナリオ』を検討しており、感染状況に応じて実施可能な多岐にわたる対応策を有している。出入国管理や隔離のルール、選手村でのソーシャルディスタンス、迅速な検査、ワクチン接種、観客をどうするかなどが含まれる」と説明しています。
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