4月 30, 2016 20:31 Asia/Tokyo
  • アフガン・クンドゥズ病院を攻撃した米軍人実行犯は軽い処分

アメリカ国防総省が、「アフガニスタン・クンドゥズ州にある国際NGO・国境なき医師団所属の病院への空爆に関与した16名のアメリカ軍幹部は、規律には反したものの戦争犯罪には当たらない」として、軽い処分にしたことを明らかにしました。

IRIB国際放送ラジオ・パシュトゥー語によりますと、これらの16人はクンドゥズ州にある「国境なき医師団」所属の病院への空爆ではなく、職務怠慢および規律違反という罪名で処分されたということです。

一方、アメリカ軍の規律によりますと、こうした罪により兵士または幹部が一時または無期限の懲戒免職になる可能性があることが定められています。

こうした中、アメリカ軍の上級幹部の1人ジョセフ・ヴォーテル司令官は、メディアに報告書を提出し、「クンドゥズ病院への空爆事件に関する調査から、この事件が戦争犯罪ではなく、人為的なミスが重なったために起きたことが明らかになった」と表明しました。

昨年10月3日、アメリカ軍の戦闘機が戦略的都市クンドゥズの「国境なき医師団」所属の病院を攻撃しました。

アフガニスタン軍は、当時タリバンの支配下にあったこの都市の解放に努めていました。

アメリカ国防総省は昨年11月末、この攻撃が人為的なミスによるものであるとの判断を下しましたが、国境なき医師団は、この空爆がアメリカ軍により意図的に行われたものであり、戦争犯罪として扱われるべきだと主張しています。

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