米連邦議事堂、4日の「襲撃計画」に備え警戒強化
3月 04, 2021 18:42 Asia/Tokyo
米極右勢力が4日に連邦議会議事堂を襲撃する計画があるとの情報に基づき、当局が3日、議員らに警告を発しました。
米CNNによりますと、下院は警告を受けて、4日に予定していた警察改革法案の採決を3日夜に変更しました。
連邦捜査局(FBI)と国土安全保障省(DHS)からの情報によれば、民兵団体「スリー・パーセンターズ」など極右過激派の間で、4日に議事堂を襲う計画についての会話が盛んになっているということです。
極右の陰謀論「Qアノン」では、3月4日にトランプ前大統領が再び就任すると信じられてきました。18世紀末から20世紀前半にかけ、大統領の就任式はこの日に行なわれることが多かったという歴史的背景があります。
ただしある情報筋がCNNに語ったところによると、こうしたやり取りの大半はインターネット上で交わされ、実際に首都ワシントンで行動に移す兆候は必ずしもみられないといいます。
DHS当局者が3日、上院の公聴会で語ったところによると、DHSとFBIの内部で、極右過激派が4日と6日の日付を話し合っているとの報告が出されました。
報告ではさらに、バイデン氏が上下両院合同会議で予定している演説が標的となる危険性も指摘されたということです。
議事堂警察も3日、特定の民兵団体が4日に議事堂襲撃を計画している可能性があるとの情報が入ったと発表し、脅威の可能性を把握し、物理的、人的な警戒態勢を強化していると述べました。
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