米2大政党が、核兵器改良予算をめぐり新たな小競り合い
3月 09, 2021 18:14 Asia/Tokyo
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米核兵器
アメリカの民主党と共和党が、今回は同国の核兵器改良のための予算をめぐって新たな小競り合いを始めました。
アメリカの政治専門紙ザ・ヒルによりますと、民主党が核兵器改良計画を制限する法案の提出を目指してバイデン米大統領から支持を取り付けようと連絡を取る中、共和党は同大統領に対し、オバマ元大統領時代から築いてきた改良方針を維持するように求めました。
この記事によれば、米下院軍事委員会の共和党委員らは、核兵器を改良する必要性を鑑みて、バイデン政権は次の会計年度では軍事予算を3~5%増加すべきであると考えています。
アメリカの軍事予算をめぐるこの小競り合いは、民主党と共和党の間に大々的繰り広げられている政争の顕れです。
このような状況にあって、バイデン政権は予算を変更せずにそのまま据え置くと見られています。専門家らも、アメリカの2021年度軍事予算にたいした変更はないと予測しています。
バイデン大統領と民主党の下院議員らは、「2021年度予算での大幅な軍事費削減は期待していない」と述べているほか、革新的な民主党議員の一部も、7400億ドルの削減を求めています。
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