米ムスリム女性議員、「米では長年にわたり正義が行われていない」
4月 05, 2021 18:54 Asia/Tokyo
アメリカのムスリム女性議員で民主党所属のイルハン・オマル氏が、黒人男性ジョージ・フロイドさん殺害事件に対する正義と公正な調査の実施を求め、「わが国の社会では、長年にわたり正義が行われていない」と述べました。
イルハン・オマル下院議員は、米CNNとのインタビューで、「(現在行われている裁判で検察により、)フロイドさんの死因となった頚部への圧迫の時間は、以前説明されていた8分46秒から9分29秒に訂正された」と述べました。
さらに、「我々は、この裁判がどのように問題を明らかにしていくか目の当たりにすることを、切に待ち望んでいる。これまでに見ているのは、弁護団がフロイドさんを、彼を殺害した被告の元警官の代わりに糾弾の対象にする様で、非常に恐ろしいものだ」と続けました。
ジョージ・フロイドさんは昨年5月25日、ミネソタ州ミネアポリスで白人警官により殺害されました。犯人のデレク・ショービン被告は、自分の膝でフロイドさんの頚部を圧迫し、死に至らしめました。
アメリカでは毎年、1200人近くの人々が警官により殺害されていると推測されますが、そのおよそ99%において、警官はいかなる罪にも問われていません。
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