イラン、ヨルダンの米軍基地に壊滅的な攻撃
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ヨルダンにある米軍基地に対するイランの攻撃は、最近のイランとアメリカの軍事衝突においてイランが最も成功した攻撃の1つとみなされています。
(last modified 2026-07-21T10:54:05+00:00 )
7月 21, 2026 19:32 Asia/Tokyo
  • イラン、ヨルダンの米軍基地に壊滅的な攻撃
    イラン、ヨルダンの米軍基地に壊滅的な攻撃

ヨルダンにある米軍基地に対するイランの攻撃は、最近のイランとアメリカの軍事衝突においてイランが最も成功した攻撃の1つとみなされています。

【ParsTodayイラン】2026年7月、イランはヨルダンにある米軍基地に対し、相次いで壊滅的な攻撃を実施しました。これらの攻撃の継続、多数の犠牲者、そして露呈した米軍防衛システムの脆弱性は、地域における紛争の著しいエスカレーションを物語っています。このことから、イランの攻撃は決して単発的な事件ではなく、1週間足らずの期間で多段階にわたり集中的かつ綿密に計画された精密な攻撃作戦だったと言えます。

もっとも、CENTCOM米中央軍は常に米軍の死傷者数と損害を最小限に矮小化しようと画策しており、その米中央軍の報告によれば、イラン軍は5日間で4回の攻撃を実行し、それぞれの攻撃は標的と損害額の点で増加傾向を示しています。

最初の攻撃は、ヨルダン南部マアン州のキング・ファイサル空軍基地内の米軍基地を狙ったもので、この時は5人が負傷しました。2回目の攻撃はヨルダン東部の基地が標的であり、主に軍事装備を狙ったもので、少なくとも数機の軍用ヘリ・ブラックホークが深刻な損傷を受けています。3回目の攻撃は、ヨルダン首都アンマンの北東約100キロにあるムワッファク・サルティ空軍基地に対して行われました。この時は約20人の米兵が負傷しましたが、米中央軍によれば死者は出ていないとされています。

そして、最も壊滅的なものとなった4度目の攻撃も、同じムワッファク・サルティ空軍基地に対するものでした。今月17日(あるいは、ある説によれば現地時間の7月18日未明)、イランは精密誘導ミサイルと無人機を組み合わせ、米軍が駐留する建物を直接標的とし最後の攻撃を仕掛けました。

米中央軍は今月18日、今回の攻撃で米軍兵士2名が死亡した他、1名が行方不明となり、4名が負傷したことを確認し、その後、行方不明だった兵士の遺体が発見されたと発表しました。一部の報道によれば、発射されたミサイルは高速で飛行すると共に地上付近で軌道を修正し、防衛システムを回避したということです。

人的被害に加え、装備への被害も決して小さくはありませんでした。イランは7月16日の攻撃で、無人機を使用しムワッファク・サルティ空軍基地のレーダーシステム、通信網、燃料タンクを攻撃したと発表しています。その後、IRGCイランイスラム革命防衛隊は声明で、今月18日の同基地への攻撃で、少なくとも戦闘機2機とその他3機の航空機が破壊され、その他数機の航空機が深刻な損傷を受けたことを明らかにしました。さらに21日火曜の声明では、ミサイル発がヨルダンの米軍基地のミサイル防衛レーダーシステムを破壊し、格納庫内のF-15E戦闘機を破壊したことも強調されています。

イランによる最新のミサイル攻撃では、ヨルダン南部アカバにあるキング・フセイン国際空港が複数のミサイルの標的となりました。公開された映像には、イランの弾道ミサイルが同空港の軍事目標に命中した後、空から黒煙の柱が立ち上る様子が写っています。ペルシャ湾の米軍基地から移転されたこの空港には現在、米海軍のP-8A哨戒機や米空軍のC-17およびC-130輸送機など、多数の米軍機が配備されています。

米中央軍の発表では、2026年2月下旬にイランとアメリカの紛争が激化して以来、今月19日時点でアメリカ側の死者は16人、負傷者は427人に達しています。そして21日火曜までに死者は17人に増加し、7月初旬以降、約100人のアメリカ兵が負傷しました。

イランによるヨルダンへの攻撃は、深刻な影響を引き起こしました。イランのミサイルは、極秘裏に設置されたヨルダン領内の米軍基地の存在を否定しようとするヨルダン側のあらゆる試みを失敗させています。また、イランのミサイル攻撃がシオニスト政権イスラエル占領地ではなく、ヨルダン領の内奥に向けられたのは今回が初めてのことです。この段階ではヨルダンもイランの攻撃目標リストに加えられ、単なる通過点ではなく、攻撃目標となったことを物語っています。

軍事レベルでは、今回の攻撃により、米国のミサイル防衛システムが飽和攻撃および、イランの新たなミサイル技術に対して深刻な脆弱性を抱えている実状が露呈しました。今回の攻撃により、IRGC航空宇宙部隊が弾頭を搭載した弾道ミサイルの開発・改良や、精度の向上により、米国の防空網を突破し、基地の奥深くにある標的への到達が可能になったことが明らかになり、このことから米軍高官は警戒心を高めています。

政治レベルでは、イランの壊滅的な攻撃に対して明らかに消極的な態度をとっていたドナルド・トランプ米大統領が「大規模な報復」をちらつかせ、その後、イランに対する報復空爆が激化しました。

アナリストらの間では、イランがこのような攻撃を計画したのは、地域における米国の同盟国にとっての政治的コストを増大させることが目的であり、それによって米軍基地の受入国を自らの戦略的計算において問題として提起することにあると考えられています。

 


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