米警官が、逮捕した女性の顔面を殴打 (動画)
米カリフォルニア州の警官が手錠を掛けられることに抵抗した女性の顔面を殴打する様子を映した動画が公開されました。
NBCニュースによりますと、カリフォルニア州オレンジ郡ウェストミンスター市の警官が女性を攻撃し顔面を殴打する様子を映した動画が公開されたことで、アメリカ世論に再び、市民に対する警官の暴力について新たな疑問が浮上しました。
この報道によれば、市警察は、所属する警官1人を女性への顔面殴打を理由に停職処分とし、この件について内部調査を行っていると発表しました。
この発表では、オレンジ郡検察庁が、この警官の行為が「過剰な力の行使」かを判断し、またこの件が法的に起訴されるべきかを確認する作業を進めているとされました。
この事件は、アメリカで特に人種主義的な警官の暴力に対する様々な抗議がニュースとなる中で起こりました。
一方、23日金曜に新たに公表された、ミシガン州の警官の制服に付けられた監視カメラの映像では、黒人の若者が、ジョージ・フロイドさんの死の前の最期の言葉を口にする様子が映されていました。
この映像は、ミシガン州グランドラピッズで先月起きた事件に関連するもので、その中では2人の警官が25歳の黒人市民Diabate Hoodさんを押さえつけ、別の1人が荒々しく彼の顔面を殴打していました。
米警察は、Hoodさんがゴミを放り投げ、さらに他にも2人乗っていた車から降りることを拒否したために、このような対応を取ったとしています。
この映像は、米ミネソタ州ミネアポリスで黒人男性ジョージ・フロイドさんの首を膝で押さえつけて死亡させた白人の元警官に対して有罪判決が出された数日後に公表されました。映像の中でHoodさんは、フロイドさんと同じように「息ができない」と何度も訴えていました。
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