コロナによる経済停滞にもかかわらず、世界の軍事費は増加
4月 26, 2021 19:47 Asia/Tokyo
昨年の世界の軍事費の総額がコロナ禍にかかわらず、2.6%増加し約2兆ドルに達しました。
フランスの新聞ウエスト・フランスによりますと、スウェーデンにあるストックホルム国際平和研究所が発表した報告において、2020年の世界の軍事費は、新型コロナウイルスの感染拡大や、それがもたらした経済への破壊的結果にもかかわらず、2.6%増加しました。その一方で、同年の世界の国内総生産は4.4%減少しています。
この記事は、「ストックホルム研究所がこの点について、新型コロナウイルスが諸国の経済にもたらす悪影響は長く尾を引くために確定的な結論を出せないと考えているとしても、2009年のリーマンショックから現在まで、世界では毎年のように、軍事費が前年に比べて最大の増加を見せている」と説明しました。
また、「米国の軍事予算は、2020年には4.4%増加して7780億ドルに達し、世界で首位となった」としました。
ストックホルム研究所のDiego Lopes da Silva博士は、「証言や間接的証拠は、バイデン米大統領も自国の軍事費を削減するつもりはないことを示している」と述べています。
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