スコットランド議会選、独立派政党が過半数獲得
(last modified Sun, 09 May 2021 09:45:05 GMT )
May 09, 2021 18:45 Asia/Tokyo

6日投票のスコットランドの議会議員選挙(定数129)は8日、スコットランド独立を目指すスコットランド民族党が64議席を獲得、同じく独立を支持する緑の党が8議席を獲得し、独立派の政党が議席の過半数を占めました。

ファールス通信によりますと、この選挙でスコットランド民族党(SNP)と緑の党の2政党が合わせて議会の過半数の議席を獲得しました。

スタージョン党首は、選挙で勝利した際にはイギリスからの独立を問う新たな住民投票を行い、連合王国を解体することを公約に掲げていました。

仮に住民投票が実施されれば、ジョンソン首相とスコットランドの緊張は非常に高まるとみられています。イギリスは前回2014年実施の住民投票以降、新たな住民投票の実施を拒否する構えだからです。

2014年の住民投票は、イギリスのEU離脱(ブレグジット)を問う国民投票の前に実施され、独立派は敗北しています。

それでもなお独立派は、ブレグジットのあと状況は完全に変わり新しい住民投票を実施する可能性が出てきたとしています。スコットランドの大半の市民はブレグジットに反対の立場でした。

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