米ロス市民が、ホームレス人口の増加を懸念

May 11, 2021 19:13 Asia/Tokyo

米カリフォルニア州ロサンゼルス市ヴェニス地区に住む人々が、犯罪や麻薬使用が広まる場所になることへの懸念から、地区内にあるホームレス用テントを撤去しました。

米フォックスニュースによりますと、ヴェニス地区の住民は日々、暴力犯罪にかかわる品や麻薬を持って現れ同地区に腰を据えるホームレスの増加に直面しており、このことから、市や地区の当局に対し支援を求める公開状をしたためました。

公開状には、「以前は世界的に有名だったヴェニス海岸と海岸沿いの遊歩道は、現在全く機能していない。地区の子どもたちはもう海岸へ行くことはない。なぜなら、そこで目にした状況にひどく脅えているからだ。遊歩道近くに住む高齢者は、自分の地区で散歩することを怖れている」と説明されています。

ヴェニス地区の公衆衛生理事会と安全保障委員会のメンバーであるSoledad Ursoa氏はこれについて、「1年前に新型コロナウイルスが感染拡大してから、法律の実施は影を潜めて、多数のホームレスがこの地区に集まり、一方で、警察職員への財政支援停止を目指す動きも起こった」と述べました。

諸統計は、ロサンゼルス市内各地でこの5年にホームレスが50％増加していることを示しています。

新型コロナウイルスの感染拡大により、米国内の経済危機はこの数週間にさらに厳しさを増しています。

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