米NY市警が、今年以降のアジア系への憎悪犯罪が335%増と報告
6月 05, 2021 19:59 Asia/Tokyo
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米NY市警が、アジア系への憎悪犯罪
米ニューヨーク市警が最新の犯罪統計で、市内で今年発生したアジア系住民らに対するヘイトクライム(憎悪犯罪)の件数は昨年の該当の時期に比べ335%激増したと報告しました。
米CNNによりますと、市の統計では、アジア系住民らに対する憎悪犯罪は今年1月1日から5月31日までの間、87件に達し、前年同期の20件を大幅に上回っていました。
全米各地では今年、新型コロナウイルス禍などに伴いアジア系への憎悪犯罪が増加しました。米カリフォルニア州立大サンバーナディーノ校の憎悪・過激主義研究センターは先月、米国の16の最大規模の都市や郡での発生件数は今年の第1四半期(1〜3月)に、前年同期比で164%急増していたと発表していました。
ニューヨーク市警の最新の犯罪統計によれば、市内でのアジア系の被害を含めた憎悪犯罪の全件数は1月1日〜5月31日の期間で、前年同期比で98%増でした。
性的少数者が対象だったのは23件の188%増で、前年同期は8件でした。
ユダヤ系が標的だったのは37%増で、今年はこれまで86件が報告されています。前年の同じ期間では63件であり、特にパレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの交戦が拡大した5月下旬に増加が目立っていました。
ニューヨーク市警はアジア系やユダヤ系へのヘイトクライムの多発を受け、両人種の住民が多数派の地区で警戒を強化する対策を講じていました。
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