豪の恐竜の化石、ティタノサウルス科の世界最大級の新種と判明
6月 08, 2021 17:50 Asia/Tokyo
オーストラリア・クイーンズランド州エロマンガ盆地で2006年に発見された巨大な恐竜の化石が、新種であることが判明しました。
フランス通信が8日火曜、報じたところによりますと、古生物学者らの見解では、これまでに確認された恐竜の中で世界最大級とされています。
この恐竜は、約1億年前に生息していたティタノサウルス科の一種で、体高は5~5.6メートル、体長25~30メートルと推定され、オーストラリアで見つかったものとしては最大とされています。
エロマンガ自然史博物館のロビン・マケンジー館長は、「化石の四肢の大きさの比較に基づくと、新種のティタノサウルスは世界でも上位5位に入る大きさだったと推定される」とコメントしました。
この恐竜はAustralotitan cooperensisと命名され、その化石は、2006年にブリスベンから西に約1000キロ離れたエロマンガ盆地にあるマケンジー家の農場で発見され、「クーパー」の愛称が付けられていました。
研究者らが発掘・調査を進める間、クーパーの発見は秘密にされ、化石は2007年に一般公開されました。
研究では、クーパーの化石の3Dスキャンの模型を近似種と比較し、研究結果は7日、生物医学系の科学誌「PeerJ」に掲載されています。
クイーンズランド博物館の古生物学者スコット・ホックナル氏は、エロマンガ盆地では大量の恐竜の化石が見つかっており、今回の発見は氷山の一角にすぎず、さらなる調査が必要だと語りました。
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