国際エネルギー機関、「来年の石油需要が増加」
6月 12, 2021 15:43 Asia/Tokyo
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石油
IEA国際エネルギー機関が、「石油の世界的需要が来年末までに新型コロナウイルスのパンデミック以前の状態へ戻ろうとしている中で、世界はOPECプラスによるさらなる産油を必要としている」としました。
イルナー通信によりますと、IEAは月次報告において、「サウジアラビアとロシアが主要となり24か国から成るOPECプラスは、原油供給を日量140万バレル増加させることを期待されている。これは2021年7月から2022年3月に向けて設定された生産目標を上回っている」としました。
一方、米金融グループのゴールドマン・サックスは、新型コロナウイルスの感染拡大が以前と比べて相対的に減退していることが、世界石油市場の現在の競争が続く原因となっているとして、ブレント原油価格は今年の夏には1バレル80ドルに達すると予測しました。
石油の取引価格は11日金曜、この2年間で最高値となる1バレルあたり73ドル近くまで上昇しました。需要の改善が楽観視されているため、この上昇傾向は3週目以降も続くと見られています。
OPECプラスのメンバー国はこれより前、今年5月から7月までの段階的な石油減産解除に合意し、6月1日の会議でこれについて最終決定していました。
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