米ボストン郊外で黒人男女が撃たれ死亡、憎悪犯罪か
6月 29, 2021 19:00 Asia/Tokyo
米マサチューセッツ州ボストン郊外で黒人の元警官ら2人が男に銃で撃たれて死亡しました。捜査当局は憎悪犯罪として調べています。
CNNによりますと、郡検事が27日日曜の記者会見で発表したところによれば、死亡したのは元空軍下士官のラモナ・クーパーさん(60)と、州警察の警官を長年務めたデービッド・グリーンさん(58)です。クーパーさんは背中を3発、グリーンさんは頭部を4発と胴体を3発撃たれていました。
ネイサン・アレン容疑者(28)は26日、大型トラックを盗んで別の車両に衝突し建物に突入した後、徒歩で現場を離れ、2人を銃撃しました。その後、警官に撃たれて搬送先の病院で死亡しました。アレン容疑者は当時、少なくとも2丁の銃器を持っていたということです。
この2人が肌の色のために狙われたのかとの質問には、容疑者が当時、黒人でない数人ともすれ違いながら、2人だけを襲った事実を指摘しました。初期段階の捜査で、容疑者が生前、白人至上主義的な文章を書いていたことが明らかになっているということです。文章は反ユダヤ主義や黒人への人種差別に関連する内容でした。
同検事によれば、容疑者は既婚者で仕事もあり、博士号を取得した人物で、犯罪歴はありませんでした。
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