米バージニア州で南軍司令官の像が撤去
米南部バージニア州シャーロッツビルで10日土曜、奴隷制度存続を訴えた南北戦争時の南軍司令官ロバート・リー将軍の銅像が市中心部の公園から撤去されました。
AFP通信によりますと、撤去されたのは南軍のリー将軍やトーマス・ジャクソン将軍の像です。撤去作業は早朝から始まり、クレーンが像を台座から持ち上げると、群衆から歓声と拍手が起こりました。
シャーロッツビル市長でアフリカ系米国人のニカイア・ウォーカー氏は撤去作業前、記者団に対し「像を撤去することで、シャーロッツビル、バージニア州、そして米国が経済的利益のために黒人の破滅をいとわないという罪に立ち向かうことに小さくも一歩前進した」と語りました。
銅像撤去を求める運動を始めた当時17歳だったバージニア大学学生、ザーナ・ブライアントさんは「これをきっかけに、白人至上主義や人種差別の根絶に向け、若者たちが声を上げ、行動を起こすことを期待している」と語りました。
ブライアントさんら市民は、奴隷制を擁護した南部連合のリー将軍らの銅像を撤去するよう求める請願書を市議会に提出。これを受け、市議会は2017年2月、銅像撤去を議決で決めました。
しかし、白人至上主義者やネオナチなど極右団体は同年8月、銅像撤去に反対する大規模な集会をシャーロッツビルで開催。また、撤去推進派も集会を開き、撤去に反発する白人至上主義者の車が突っ込み、市民1人がひき殺される事件も起きました。
米国には南部連合の像などが多数あり、支持者らは歴史的遺産だと主張する一方、現在は人種差別の象徴だと広く見られています。
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