英で女性兵士の半数が性被害経験
7月 25, 2021 19:58 Asia/Tokyo
イギリス国会の下部委員会の報告で、同国の軍に所属する女性兵士の半数以上が性的嫌がらせ・虐待や強要に直面していることが分かりました。
イギリスのデイリー・ミラー紙によりますと、24日土曜に公表された軍属女性に関する下部委員会の報告では、1万6500人いる現役女性兵士の58%および退役女性兵士の64%が、レイプを含む暴行といった最悪の犯罪の被害者となっているとされました。
かつて英軍の兵士であり、現在同委員会の会長を務めるサラ・アサートン議員は、これに関して「女性兵士が同僚から受けた暴力の話に心を動かされずにはいられない」と述べています。
一方で、このような犯罪を行った者たちの多くは、処罰を逃れたり軽い懲戒処分だけで済まされるなどしています。
デイリー・ミラー紙はさらに、「この報告では、女性兵士の10人に6人が被害について話さないことを選択したと回答しており、国防省の告発システムが完全に信頼されていないことが分かる。また、告発した3人に1人も、そのシステムが”非常に脆弱”だったと評価している」と続けています。
イギリスではこれ以前にもガーディアン紙によって、ある意識調査で若い女性のほぼ全員が性的いやがらせの対象にされたと回答したことが報じられています。
この記事は、女性問題関連の活動を行うある国際機関の実施した意識調査について触れ、「大半の女性が、性犯罪の犯人への対応における当局や政府システムへの信頼を失っている」と警告しいました。
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