フロリダの集合住宅崩壊、全ての犠牲者の身元を確認
7月 27, 2021 17:13 Asia/Tokyo
6月24日に発生した米フロリダ州サーフサイドの集合住宅崩壊で、26日月曜、安否不明となっていた最後の1人の遺体が確認されました。
CNNによりますと、地元マイアミ・デイド郡トップのダニエラ・カバ氏は、この不明者確認により、事故の犠牲者数は98人となったと述べました。
最後に確認された女性はエステル・ヘダヤさん。彼女の姉妹はCNNとのインタビューで「直接聞くのはもちろんつらかったが、これで安らかに眠れると分かって安心する」と語りました。
崩壊が起きた先月24日以降、現場では荒天時と残存部分の解体作業時以外、休みなしで捜索作業が続けられていました。所在が分からなかった住民らのうち242人は無事が確認されました。
カバ氏によると、犠牲者のうち97人は現場で遺体が収容され、1人は病院で亡くなりました。全員の遺族がすでに連絡を受けています。
犠牲者の年齢層は1~92歳、遺族もユダヤ人やアルゼンチン、パラグアイ、コロンビア人と幅広くなっています。両親を同時に亡くした男性は、崩壊の数時間前に食事をともにして別れたばかりでした。一家4人が全員死亡したケースもあります。
現場には今後、捜索作業の完了を待っていた調査チームが入り、崩壊原因の究明にあたります。
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