温室効果ガスによる死亡事例が増加
7月 31, 2021 18:13 Asia/Tokyo
温室効果ガスによる大気汚染の影響で、毎年世界各地で800万人以上が亡くなっています。
英ガーディアン紙によりますと、カーボン汚染物質に関する初の分析結果で、石炭発電所1基から放出される汚染物質は、900人の命にかかわるということです。
この報道によりますと、大気中に放出される二酸化炭素4434トンあたり、世界で人間1人が気温上昇により命を落とす計算になります。
先月から世界各地で熱波が発生しています。特にアメリカでの猛暑と広範な山火事は、シアトル、ポートランドなどで前例のない気温上昇が発生し、数百人が熱中症や暑さによる問題で死亡しました。
科学者らは、カーボンガス排出による気候危機が猛暑をより厳しいものにしていると考えています。
EUは先ごろ、温室効果ガス排出をコントロールする目標にむけ取り組むことをEU域内で義務付ける法案を可決しました。
EU議会議員やEU各国代表はことし4月、気候に関する法律について合意に達し、2030年までに温室効果ガスを55パーセント削減することを目標として定めました。
この目標には、2050年までに同様のガス排出をゼロパーセントにすることも含まれています。
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