ドイツ警察のコロナ制限抗議者に対する暴力に、国連が反応
(last modified Thu, 12 Aug 2021 10:24:37 GMT )
8月 12, 2021 19:24 Asia/Tokyo
  • ドイツ警察のコロナ制限抗議者に対する暴力
    ドイツ警察のコロナ制限抗議者に対する暴力

拷問などに関する国連の特別報告者が、ドイツ警察が新型コロナウイルスによる行動制限へ抗議する人々に対して行った暴力的措置に反応しました。

ロシア・トゥデイによりますと、拷問や非人道的な処遇、刑罰を専門とするニルス・メルツァー(Nils Melzer)国連特別報告者は、ドイツ内務相と同国警察の高官らと面会し、警察が新型コロナウイルスによる行動制限へ抗議する人々に対して行った暴力と、それに関する多数の訴えについての報告を調査した後、「この件に関して公表された映像は、懸念されるものだ」と述べました。

また、「ドイツ警察は市民への暴力を、自国の法的秩序の一部にあたると考えている」と指摘しました。

一方でドイツ警察の高官らは、メルツァー特別報告者との面会において、抗議者らへの暴力に対する責任の所在や謝罪については一切語りませんでした。

これ以前にも、国連人権委員会の報告者は、新型コロナウイルス対策への抗議者に対するドイツ警察の暴力を鑑みて、同国に対し説明を求めていました。

ドイツでは今月1日、5000人以上が新型コロナウイルスによる行動制限や大規模な休業へ抗議するために集まり、ベルリンの街頭でデモを行いました。同国の警察は、デモ参加者らを解散させるために暴力的措置に訴え、600人が逮捕されました。

 

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