ロシア人名乗る男性が北海道で亡命希望、「国後島から泳いで来た」
8月 21, 2021 20:12 Asia/Tokyo
北海道東部の標津町で19日木曜、ロシア人を名乗る男性が保護されました。男性は、中標津警察署の聞き取りに対し、国後島から海を泳いできたと説明した上で第三国への亡命を希望すると話したことから、関係当局が詳しい経緯などの聞き取りを進めています。
複数の関係者によりますと、この男性は19日木曜夕方ごろに標津町内で見つかりました。無人の駐在所の前にいた男性に町民が声を掛けたところ、言葉が通じないため不審に思い、中標津警察署に連れて行ったということです。
男性は「亡命のために国後島から泳いできた」などと話していて、身柄を引き取った札幌出入国在留管理局が事情を聴き、今後の処遇を判断するとみられます。
この件に関して在日ロシア大使館は、「ロシア人が現地当局に政治亡命したとみられる日本メディアの報道に関連して、在日ロシア大使館および在札幌ロシア総領事館は、関連する状況を明らかにするため日本の関係当局と緊密に連絡を取っていることをお知らせします」との声明をフェイスブック上で公開しています。
国後島から北海道東部の沿岸部までは約20キロあります。
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