仏作家、「アフガン情勢は米没落後の世界の始まり」
8月 31, 2021 20:15 Asia/Tokyo
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米国の国旗
フランス人作家ニコラ・ボールズ氏が、「アフガニスタンの旧支配勢力・タリバンによる同国の掌握は、米国の没落後の世界の始まりであり、アフガンは分裂に直面している」と語りました。
ボールズ氏は、フランスの新聞フィガロに掲載された記事において、「米国の無様なアフガン撤退は、バイデン米政権の信用を傷つけただけでなく、国際秩序の最前線への米国の復帰という計画を壊した』と述べています。
また、「米国は、敗北し屈辱の中アフガンから撤退した。このプロセスは、トランプ前大統領の同盟国に対する一連の措置から始まり、バイデン現大統領のアフガンからの無様な撤退の下で、米国の安全保障を弱体化させた」としました。
そして、「米国の安全保障が弱まるにつれて、中国、ロシア、イラン、トルコの位置づけが高まっている」と語っています。
バイデン大統領はアメリカ時間の30日月曜(日本時間31日未明)、米国とその同盟国による20年間の軍事駐留の終了を発表しました。
米国とその同盟国が撤退する一方で、これらの国のアフガン侵略・駐留はテロ、戦争、暴力、情勢不安拡大、そして多数の人々の殺害をもたらしただけに終わりました。
多くのアフガニスタン人は、現在の状況がアフガンで失敗した米国の政策に起因していると考えています。
今月15日、タリバン軍がアフガニンの首都カーブルに入り、モハマド・アシュラフ・ガニ・アフガン大統領が出国したことで、政権は崩壊しました。
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