米カリフォルニア州の山火事が依然として続く
(last modified Sun, 05 Sep 2021 10:45:36 GMT )
9月 05, 2021 19:45 Asia/Tokyo

アメリカのカリフォルニア州で発生した大規模な山火事は、これまでに21万2000ヘクタール以上を焼き尽くしながら、依然として燃え続けています。

米CNNによりますと、カリフォルニア州北部で今年7月14日に発生した「ディクシー・ファイア」と名付けられたこの山火事は、同州史上2番目に大きな火災として記録されました。

救助隊や消防隊が広範囲で努力を続けているにもかかわらず、気候状況により完全な消火には至っておらず、風と空気の乾燥が火の範囲を広げている状況です。

火の勢いは非常に強く、立ちのぼる煙が火災現場の上空を覆い、遠方からも黒煙が見られるほどになっています。

専門家らは、「気候変動と干ばつが気温を上昇させ、火災拡大の主な一因となっている」と語っています。

今夏は、アメリカ各地で6800件以上の火災が発生し、これにともなって1700万ヘクタール以上の森林が焼失しました。

米農務省林野局は、今夏発生した火災の規模はこれまでに例がないとしています。

米ワシントン・ポスト紙は4日、連邦政府からの文書を分析して、国内でこの3か月の間に、約3人に1人が暴風雨、ハリケーン、洪水などの自然災害による被害に直面していたと報じました。

同紙はさらに、米国人の約64%が、「異常気象の最も危険な形態」とされる熱波が観測された地域に住んでいることを明らかにしたほか、同国で6月以来、ハリケーン、洪水、熱波、山火事により、少なくとも388人が死亡したとしました。

 

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