NYダウ一時970ドル超下落、中国・恒大集団の経営不安で
9月 21, 2021 19:33 Asia/Tokyo
20日月曜の米株式市場では、中国の不動産大手・恒大集団の債務危機に対する不安が広がり、ダウ平均株価は一時970ドルあまり下落し、今年最大の下げ幅となりました。
20日のニューヨーク株式市場は、取引開始直後から多くの銘柄に売り注文が殺到し、ダウ平均株価は先週末より一時970ドル超下落しました。その後は買戻しもあり、終値は先週末より614ドルあまり安い3万3970ドル47セントとなりました。
日本経済新聞によりますと、今回の株価下落の背景として、投資家たちが、中国・恒大集団の巨額債務問題が中国経済ならびに世界経済に与える影響に敏感になっていることが挙げられます。
恒大集団は3000億ドル(約33兆円)規模の債務への対応に苦慮しており、米ブルームバーグ通信によると、20日は一部の銀行融資の利払い予定日でした。金融情報会社リフィニティブによると、今週後半には社債2つの利払い(1億ドル超相当)も控えています。
一方、米FRB・連邦準備制度理事会の金融政策決定会合が21日から開かれることから、昨年から続く量的緩和政策の縮小が取り沙汰されていることも今回の株価下落に影響したとみられます。
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