バイデン米大統領が、米国境警備隊の暴力的な移民対応に遺憾の意を表明
(last modified Sat, 25 Sep 2021 11:58:43 GMT )
9月 25, 2021 20:58 Asia/Tokyo

バイデン米大統領が、ハイチ移民に対するアメリカの国境警備隊の拷問や不当な扱いに遺憾の意を示し、「自分はこれまで通り常に、ハイチの将来に関して責任を持っている」と語りました。

バイデン大統領は24日金曜、ツイッターで「自分は、わが国の国境でのハイチ移民の扱い方法を非常に不快に感じており、今回の一件が、ハイチ移民がこれまでの歴史上受けてきた無慈悲な扱いの一番直近の例であることを認める」と述べています。

また、「我々はさらに、違反行為の捜査や支援提供を継続する」と強調し、「自分は今までどおり、ハイチの将来に責任をもつ」としました。

バイデン氏は24日にもホワイトハウス内で、金曜日のホワイトハウスでの会見で、難民らを攻撃している米国国境警備騎馬隊の公開写真を「恐ろしい」、そして「恥ずべきもの」だとし、「このような行動に出た輩が、必ずやその代償を払うことを難民諸氏に約束する」と語っています。

先週、主にハイチからの移民数千人がメキシコとの国境の町の橋の下に集まり、橋の下を流れる水量の減少を待って米国テキサス州への越境を試みました。

この移民らの間に、テキサス国境警備に当たる騎馬隊が割って入り猛攻撃しましたが、この攻撃は大規模な抗議と批判を引き起こしました。公開された写真と動画からは、これらの騎馬隊が移民を激しく攻撃している様子が見て取れます。

一方、アメリカのハイチ問題特使のダニエル・フット氏は、ハイチに対するバイデン政権の政策、特に米国からのハイチ難民の大量送還に抗議して辞任しました。

フット氏はまた、ブリンケン米国務長官への書簡の中で、地震と政情不安から逃れた難民を本国送還する決定を『非人道的』だとし、それを強く非難しています。

 

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