パンドラ文書;租税回避地利用による各国首脳の資産隠しが暴露
(last modified Mon, 04 Oct 2021 11:41:09 GMT )
10月 04, 2021 20:41 Asia/Tokyo
  • パンドラ文書
    パンドラ文書

世界の指導者、政治家、富豪らが、タックスヘイブン・租税回避地にある企業を通して資産や取引を隠していたことが、これまでで最大規模の暴露文書で明らかになりました。

ICIJ・国際調査報道ジャーナリスト連合および、150の国際メディアが合同で行った調査の結果、1200万件の機密文書の開示を論拠として、90か国以上の政府指導者による不法な蓄財が明らかになりました。これは今世紀最大の金銭・政治スキャンダルと言えます。

汚職と広範な脱税に関するパナマ文書の暴露から5年、3日日曜に公開されたパンドラ文書により、世界の各国指導者の秘密の富や取引、および彼らのタックスヘイブンについて、前代未聞の規模で暴露された形となりました。

この一大暴露文書の中には、世界の130人の大富豪や35人の政府首脳、および300人の政界要人の名前が確認できます。

この文書によりますと、チェコの首相、ヨルダンのアブドラ2世国王、ウクライナのゼレンスキー大統領、パキスタンのイムラン・カーン首相、ケニアとエクアドルの大統領、アゼルバイジャンのアリエフ大統領とその家族、そしてブレア元英国首相とその妻は、租税回避を含むさまざまな理由で海外企業に彼らの資産を預けていたとされています。

この文書はまた、ロシアのプーチン大統領とモナコに隠された一部資産の関係を示しています。

しかし、ロシア・スプートニク通信はイギリスの新聞ガーディアンの報道として、「個人的にプーチン大統領の名前は、この暴露文書には出てきていない」と報じました。

 

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