WHO主導コロナ支援プログラム、単価10ドルで治療薬調達目指す
10月 19, 2021 20:21 Asia/Tokyo
WHO世界保健機関が、症状が穏やかな患者向けの抗ウイルス薬の破格での調達を目指しています。
ロイター通信が19日火曜、ベルギー・ブリュッセルから報じたとこころによりますと、 貧困国が新型コロナウイルスのワクチンや検査、治療に公平にアクセスできるようにするWHO主導のプログラム「ACT-A(Access to COVID-19 Tools Accelerator)」は、症状が穏やかな患者向けの抗ウイルス薬を1コースあたり10ドルでの調達を目指しており、これは米国が締結した170万回分の調達契約(1コース当たり700ドル)と比べると破格となっています。
調達する抗ウイルス薬には、米製薬大手メルクが開発中の経口治療薬「モルヌピラビル」が含まれる公算となっています。
文書案によりますと、今後12カ月に確認される新規感染者を約2億人と想定し、低所得国に約10億回分の検査キットを配布し、最大1億2000万人分の治療薬を調達することを目指す内容になっています。
この目標に向け、G20諸国などには22年9月までに228億ドルの追加支援が要請される予定です
もっとも、現時点ではACT-Aの広報担当者は、「文書は協議のたたき台だ」として、内容確定前の段階でのコメントは差し控えました。
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