イギリスで、アフガン難民が極右団体のいじめの対象に
イギリスで、首都ロンドンやそのほかの各都市の路上や小路にある仮説滞在施設であぶれているアフガニスタン難民数千人が最近、ファシストや移民排斥主義者、極右主義団体などによる大々的ないじめや嫌がらせを受けています。
イルナー通信によりますと、イギリスの著名な2つの極右団体「イギリス第一」、および「イギリスのために」は自らのウェブサイト上にて、過去数週間にアフガン難民の滞在施設を事前予告なしに視察したことを明らかにしました。
「憎しみではなく希望」運動は、アフガン難民の英国移住が過激派グループの注目の焦点となり、過去に行われていたシリア難民への攻撃の復活につながったと警告しています。
英国のファシストらは、難民をヨーロッパ征服を狙うテロリストだとし、英国の納税者の財布からアフガン難民の居住費用が支払われることを懸念していると主張しています。
また、極右団体「イギリスのために」は、新たな難民受け入れが英国の労働者の失業につながると主張しています。
一方、「愛国主義者」と呼ばれる人種差別的な政治団体は、国会議員に陳情書を送り、市民にアフガン人の再定住への反対を促す幅広いキャンペーンを開始しました。
また、もう1つの英極右団体「イギリス第一」は、人種差別的な内容を宣伝していることからSNS上にアカウントを設置できていませんでしたが、最近になってテレグラム上に反アフガン動画を配信する専用チャンネルを立ち上げています。
英国政府はアフガン撤退作戦中に、過去20年間にわたり通訳および助手としてイギリスの政府やジャーナリストと協力してきたアフガン人をイギリスに移動させています。
しかし、最近では多くのアフガン人家族が屋外にあぶれ、アフガン人家族の多くは住み場所がなく、臨時滞在施設で劣悪な状況で暮らしていると伝えられています。また一部は首都周辺の都市に移住しているため、政府の支援ネットワークへのアクセスが困難であり、耐え難い不安定な状態のままに置かれています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj