11月 11, 2021 19:36 Asia/Tokyo
  • スウェーデンのロベーン首相
    スウェーデンのロベーン首相

スウェーデンのロベーン首相が、7年間の在任の後に退任しました。

2014年10月に着任したステファン・ロベーン首相は10日水曜、スウェーデン議会議長に退任要請を出しています。

しかし、これは決して電撃的な措置ではなく、ロベーン首相はすでに去る8月、自身が率いる与党、社会民主労働党の党首と首相職を11月に退く旨を表明していました。

また先週には、後任としてマグダレナ・アンデション財務相(54)に新党首の地位を明け渡しています。

ロベーン首相はこの措置により、アンデション氏が来年夏末に実施予定の次期議会選挙前により優勢になるチャンスを与えようとしています。

なお、ロベーン氏は次期首相の選出が最終決定するまでは、任務を全うするということです。

アンデション氏は、次期スウェーデン首相に選出されるには、議会で多数票を得る必要があります。

スウェーデン与党・社会民主労働党はこれまで長年にわたり、緑の党との連立政権として「赤緑連合」を組み、少数与党として政権を担ってきました。

ロベーン氏は2014年から首相を務め、今年夏に一大政治危機の中で辞任の意向を示したものの、数日後再び首相に選ばれていました。

今週中には、スウェーデン議会にて社会民主党と緑の党によって形成される新しい連立政権が採決にかけられると見られています。

 

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