パリ凱旋門のEU旗が降ろされる 右派が「国旗への侮辱」と抗議
(last modified Tue, 04 Jan 2022 07:15:18 GMT )
1月 04, 2022 16:15 Asia/Tokyo

仏パリの凱旋門で2日日曜、同国が今年EU議長国を務めることにちなんで掲揚していたEU旗が降ろされました。EU旗の掲揚をめぐっては右派が猛反発していました。

AFP通信によりますと、EU旗は昨年の大みそかにフランス国旗に代えて掲揚されました。

同国右派はこれをうけて、戦没者の追悼施設でもある凱旋門から国旗を下ろすことは、フランスの遺産と兵役経験者への侮辱に当たるといった批判を展開しました。

EU旗が降納されたことを受けて仏極右の代表格として知られるマリーヌ・ルペン氏は、「大規模な力の結集」によりマクロン氏が引き下がらざるを得なくなったとの見方を示し、「愛国心の大勝利」だと歓迎しました。

一方、大統領府関係者は、凱旋門でのEU旗の掲揚はもともと2日間のみの計画で、同旗の降納は「予定通り」だと説明しています。

フランスのクレマン・ボーヌ欧州問題担当相は1日、マクロン大統領の対立候補が「極右の不毛な議論を必死にたきつけている」と一蹴し、非難を受けてEU旗を降ろした事実はないと否定しました。

 


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