米アナリスト、「世界の安全は、ソレイマーニー司令官の暗殺により脆弱化」
1月 04, 2022 20:20 Asia/Tokyo
アメリカの作家・アナリストのロバート・ファンティナ氏が、「世界の安全は、ソレイマーニー司令官の暗殺により脆弱になった」と述べました。
ファンティナ氏は4日火曜、「ソレイマーニー司令官暗殺後、世界はより安全になった」とする米政府高官による発言を誤りとしました。
西アジア問題のアナリストであるファンティナ氏は、「ソレイマーニー司令官は、アメリカやシオニスト政権イスラエルの攻撃の全てに対抗するイランの抵抗能力増強を支援しているという理由だけで暗殺された。しかし、この防衛ができるのはソレイマーニー司令官だけだったと考えるなら、アメリカやイスラエルは間違っている」としました。
そして、「世界は安全でなくなりつつある。なぜなら、トランプ前米大統領がこの犯罪について責任をとらないからだ。仮に世界各国の首脳の誰かが、トランプ氏のように処罰されることなく国際法を破れるなら、他の首脳も同じことができるということになる」と述べています。
さらに、「ソレイマーニー司令官の暗殺はアメリカやイスラエルに対する敵意を増幅させただけに終わり、アメリカを対西アジア政策においてより悪い状況に追い込んだ」としました。
イラン・イスラム革命防衛隊ゴッズ部隊の故カーセム・ソレイマーニー司令官は、2020年1月3日、イラク政府から公式招待を受けて同国を訪問していたところ、米テロリスト侵略軍によるバグダッド国際空港近くへの空爆により、イラク民兵組織ハシャドアルシャビのアブーマハディ・アルムハンディス副司令官やほか8名とともに殉教しました。
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