1月 30, 2022 16:17 Asia/Tokyo

米東部がここ数年間で最大級の暴風雪に見舞われ、東海岸の主要都市で猛吹雪となっています。

フランス通信が30日日曜、報じたところによりますと、米東部は29日土曜、ここ数年間で最大級の暴風雪に見舞われ、ニューヨークやボストンといった東海岸の主要都市も、猛吹雪により視界不良となっています。

このことから、これらの地域では交通の混乱や停電などで約7000万人に影響が出ており、特にニューヨーク、マサチューセッツ両州では大雪となり、夕方までに61センチの積雪を観測したほか、マサチューセッツ州では9万5000世帯以上が停電しています。

東海岸では、2夜連続で吹雪に視界が奪われる「ホワイトアウト」が発生する恐れがあるとして、住民に不要不急の外出を控えるよう注意喚起がなされました。

CNN Businessが、運航情報サイト「フライトアウェア」の報告としてニューヨークから報じたところによりますと、29日土曜朝までに航空各社の国内、国際線合わせて3500便が欠航となったということです。

また北東部ニューイングランド地方では30日も大雪が続く見込みとされ、ニューヨークのセントラルパークでは約19センチの積雪となり、鉄道・地下鉄は一部路線で運休しています。

ニューヨーク、ニュージャージー、メリーランド、デラウェア、バージニアの5州は、全域または一部地域に非常事態を宣言しています。

ニューヨーク周辺の雪や風は峠を越えたものの、ボストンを含むマサチューセッツ州やメイン州などは荒天が続いており、影響が拡大するおそれがあります。

NWS米国立気象局は同日、低気圧が急速に発達して「爆弾低気圧」・Nor'easter(ノーイースター)となったと発表しました。

 


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