加オタワのトラックデモ隊、「軍隊」式に洗練
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加オタワのトラックデモ隊
カナダ政府の新型コロナウイルス規制に抗議するトラック運転手らのデモ「自由の車隊」の参加者らが、長期戦の構えを見せています。
フランス通信が14日月曜、報じたところによりますと、元警官や元軍情報部員の協力、米国からの資金援助、十分な食料と燃料など、このデモ隊の組織運営は、まるで軍隊のように洗練されており、カナダ首都オタワで2週間にわたり座り込みを続けています。
新型コロナウイルス規制に反対しているカナダの現役・退役警官の団体「ポリス・オン・ガード」は、デモには元警官や元兵士も多数参加し、150人以上が「現場で活動している」と指摘しています。
これについて、オタワ警察のピーター・スローリー本部長は「デモ隊は非常に洗練されている」と指摘し、「州規模でも全国規模でも強力な組織運営能力を発揮している」 と語りました。
オタワ大学のマルセル・シャルトラン教授は、トラックデモについて「米国内のグループから何らかの指示を受けているようだ」との見方を示していますが、背後に誰がいるのか、何を目的としているのかなどは不明だとしています。
RCMPカナダ騎馬警察で首相警護を担当していたものの、新型コロナワクチン接種義務化を理由に昨年辞職したダニエル・ブルフォード氏は記者会見で、首都における「大規模事案発生時の警護活動に伴う豊富な経験」をデモ主催者と共有し、「戦術立案」に役立てたり、当局との調整を支援したりしていると語りました。
カナダ当局は、インターネット経由でこのデモ向けに集まった多額の募金を凍結しましたが、物資の寄付が殺到しているため、現場にほとんど影響はない模様です。
トルドー・カナダ首相は今月11日、支援金の半分は米国から送金されたとの見方を示しています。
なお、ドナルド・トランプ前米大統領やテッド・クルーズ上院議員ら米国の保守層は、デモが始まって早々にトラック運転手を「英雄」「愛国者」などと称え、支持を表明しています。

