ウクライナ東部から、難民4万人超がロシアに到着
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ウクライナ東部から、難民4万人超がロシアに到着
ロシア非常事態省のアレクサンドル・チャプリヤン大臣代行が、ドンバスから4万人以上の難民がすでにロシアに到着したと明らかにした。
ロシアのスプートニク通信によりますと、20日の朝、ロシア西部ロストフ州のロストフ・ナ・ドヌでは、ルガンスク人民共和国とドネツク人民共和国(両国とも未承認国家)から逃れた難民の状況について、緊急事態委員会の定例会議が行われた。
チャプリヤン氏は、「ウクライナの近隣地域から離れざるを得ず、ロシア領に到着した人々の数は4万人を超えると報道されている。現在、これらの人々はロストフ州に収容されている」と記者団に語りました。
同氏はまた、ドンバスからの難民約2000人が夜間に列車でロストフ州からヴォロネジ州とクルスク州に運ばれたと明らかにしました。
ウクライナ東部の状況はこの数日で危機的になっています。同地の分離・独立派らは、ドネツクとルハンシク(ルガンスク)にウクライナ軍が砲弾攻撃を行ったとして非難していますが、対するウクライナ政府側も、分離・独立派が同様の行為を行っているとしています。
ドネツクとルハンシクは、ロシア人が多く居住する地域で、2014年のクーデターをきっかけにウクライナ中央政府からの独立自治を宣言しています。
ロシアはこれ以前に、ウクライナ軍が同地域へ大規模侵攻を行い分離・独立派の活動を終わらせようとしていると述べています。一方、親西側派の現ウクライナ政府はこの問題を否定し、ウクライナ東部に軍事侵攻を行うための口実を捜しているとしてロシアを非難しています。
このことは、ロシアと西側の間の緊張をさらに増大させる原因となっています。
アメリカは、NATO北大西洋条約機構の同盟国および親西側派のウクライナ政府に同調して、ロシアがウクライナ侵攻に向け準備していると非難しています。
しかしロシアは、ウクライナ侵攻への意志はないとして西側の主張を否定し、アメリカ、その同盟国、およびウクライナを、故意に緊張を増大させているとして非難しています。

