ウクライナ軍、東部地域を相次いで砲撃か ルガンスク共和国が発表
-
ウクライナ軍、東部地域を相次いで砲撃か
ロシア・スプートニク通信によりますと、ウクライナ東部で独立を主張しているルガンスク人民共和国において、5回にわたってウクライナ軍による砲撃が確認されたということです。
これは、停戦管理調整合同センター(JCCC)のルガンスク人民共和国代表部が発表したものです。
それによると、現地時間22日午前4時ごろ、ルガンスク人民共和国のドネツキー村に向けて82ミリ迫撃砲弾12発が、つづく午前6時50分にもドネツキー村に向けて122ミリの砲弾15発が発射されたということです。
また、午前7時から8時の間にも、計37発の迫撃砲弾がゾロトエ村、ソコリニキ村、ニジニェエ・ロゾヴォエ村に向けて発射されたとしています。
この攻撃による人的・物的被害は確認中だということです。
ウクライナ東部のドンパス地方ではここ数日で情勢が一気に緊迫し、ウクライナからの独立を主張するドネツク、ルガンスク両人民共和国の指導者は、市民をロシアのロストフ州に一時的に避難させると発表しています。
ドネツク人民共和国の指導者デニス・プーシリン氏は、ウクライナのゼレンスキー大統領がまもなくドンバス地方への本格的攻撃を開始するよう軍に命令を出すと主張しています。
ウクライナ東部のドンバス地方はドネツク、ルガンスク両州および、複数のロシア人居住地区で構成されており、この2つの州は2014年にウクライナが西側寄りの政権に交代したあと、一方的に同国からの独立を宣言しました。
最近では、ロシア下院が同国のプーチン大統領へ書簡を送付し、ウクライナのドンバス地方の分離独立を正式に承認するよう求めています。
21日月曜には、ロシア国家安全保障評議会のメンバー全員が、ドネツクおよびルガンスク両州の独立の正式承認に賛成票を投じました。
この会議において、プーチン大統領は、ロシアとしてドネツクおよびルガンスクの両州を正式に承認すると表明し、ロシア大統領府にてこれらの地域の指導者らとの友好・協力協定に調印しました。
この数週間で、ドンバスとして知られるウクライナ東部での衝突や緊張が激化している現状は、この地域に関する抜本的な情勢変化の発生の可能性を大きく高めています。
これらの地域とロシアは歴史、文化、言語、経済面でも大きなつながりがあることから、ロシアはウクライナ政府軍の攻撃に対してこれらの地域を支援しています。
ウクライナ東部での衝突は、ウクライナ東部紛争の解決に向けたミンスク合意の署名により停戦中だったものの、ウクライナの分離独立派と政府軍側の衝突は、以前から常時発生していました。
しかし、この数週間において、ウクライナ・ロシア西部国境、ベラルーシに多数のロシア軍が配備され、アメリカ主導の西側諸国は、ロシアが大規模な対ウクライナ軍事攻撃をもくろんでいると主張しています。
一方、ロシアの政府幹部はこの主張をこれまでに何度も否定しています。

