ウクライナ議会議員が、同国防衛のための西側の無作為を批判
2月 24, 2022 20:30 Asia/Tokyo
ロシアがウクライナ東部に「特別軍事作戦」を開始したことをうけ、ウクライナ議会の議員は西側による見せかけのウクライナ支援を批判し、「西側によるウクライナ防衛の保証はどこか?」と疑問を投げかけました。
ウクライナ議会のアレクセイ・ゴンチャレンコ議員は米FOXニュースの取材に対し、「ウクライナは1994年時点で世界で3番目の核保有国だったが、アメリカ、イギリス、ロシアの保証と引き換えに自らの核兵器を放棄した人類史上唯一の国だ。いま爆撃で殺されつつある中、この保証はどこにいったのか?」と述べました。
かつてウクライナには旧ソ連の核兵器が多数残されていました。1994年のブタペスト覚書で、米英露の3カ国が安全保障を約束するかわりに、ウクライナは国内の核兵器を廃棄しました。
ゴンチャレンコ氏の発言は、ウクライナの親欧米政権が西側による中身のない支援の約束を信用したために、ロシアによる軍事作戦になすすべもなくなっている中でなされました。
ロシアのプーチン大統領は24日未明、ウクライナ東部ドンバス地域の住民を防衛する軍事作戦の開始を命令しました。
また、予想される流血の責任はウクライナ政府にあると警告しています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
タグ