ロシア外相、「米の核兵器を欧州から排除する時が来た」
3月 02, 2022 17:05 Asia/Tokyo
ロシアのラブロフ外相が、「米国の核兵器を欧州から排除すべき時が到来している」と述べました。
カタール国営衛星通信アルジャジーラによりますと、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が6日目を向かえた1日火曜、ラブロフ外相は西側諸国がウクライナへ武器を供与していることに反応して、「米国の核兵器の欧州内配備は、わが国にとって受け入れられないものである。そのような兵器は、欧州諸国から撤去されるべきだ」と述べました。
続けて、欧州の国々にある米軍基地について言及し、「西側は旧ソビエト社会主義共和国連邦の諸国内に軍事基地を作るべきではない」としました。
そして、「わが国は、ウクライナ国内への核兵器配備阻止に向けて、あらゆる措置を行っていく」と加えました。
ロシアは、自国の国境付近における西側の最近の動きを受けて、先月24日にウクライナ東部のドンバス地方で特殊軍事作戦を開始しました。
ロシアのプーチン大統領はこれに関して、ウクライナ領土占領の意図は持っていないと表明しています。
西側諸国はこの6日間、緊張緩和を目指す努力をする代わりに、ロシアに対してこれまでにない強硬な措置を取り、ウクライナに武器などを供与しています。EU加盟諸国はロシアの航空各社に対しても、領空の飛行を禁じています。
タグ

