3月 05, 2022 19:02 Asia/Tokyo

ロシアの情報機関が、「アメリカはテロ組織ISISの残存勢力をシリアから集めて、テロ活動実施のためウクライナに移動させている」として非難しました。

ロシア国防省系列のテレビチャンネル・ズヴェズダ(Zvezda)は、「アメリカはシリアからテロリスト数千人をウクライナに移動させようとしている」と報じています。

SVRロシア対外情報庁も声明を発表し、「アメリカは2021年末に、ロシアおよび独立国家共同体諸国の国籍を持つISISのテロリスト数十人を釈放し、シリアにあるタンフ基地に移動させた。そして同基地において、ウクライアへの派遣前に、テロ・破壊行為実施に向けた特別訓練を施した」と表明しています。

SVRの発表によりますと、アメリカは依然として新たなテロ組織を結成する行動を続けており、ポーランドを経由して彼らをウクライナに派遣しようとしています。

シリアのジャアファリ外務次官はこれに先立ち、「わが国にいるISISのテロリスト、およびウクライナにいるネオナチ派は、1つの司令塔のもとで行動している。シリアの文書からは、アメリカがシリア領内で、ある場所から別の場所へのISISのテロリスト要員の移動により、彼らを再度利用するために力を再び与えていることが伺える」と語りました。

さらに、ドイツ内務省も、ウクライナ国内にネオナチ派が存在している事実を認めています。

ウクライナ東部ドンバス地域当局が、協力合意文書に基づく軍事支援をロシアに要請したことを受け、ロシアは先月24日にドンバス地域での特殊軍事作戦を開始しました。

この数日、ロシアはウクライナ東部のロシア系住民への支援および、同地域のドネツク・ルガンスク両地域の独立の正式承認を理由に、アメリカとその同盟国から厳しい制裁を受けています。

ロシアはこれまでに何度も、ウクライナ側からロシアを脅かすことを許さない、と表明しています。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram    Twitter    urmediem


 

タグ