FIFAがロシアをカタールW杯から追放
3月 09, 2022 20:02 Asia/Tokyo
FIFA・国際サッカー連盟は、ポーランド対ロシアのW杯欧州予選プレーオフを中止し、ポーランドが不戦勝で決勝に進むと発表しました。
イルナー通信によりますと、FIFAとUEFA・欧州サッカー連盟は2月28日、ロシア代表及びロシアリーグに所属するクラブチームの国際大会参加を一時停止する制裁措置を発表しました。
また、FIFA組織委員会事務局は、プレーオフパスB準決勝でロシア代表と対戦する予定だったポーランド代表の不戦勝を決定し、29日に行われる予定のパスB決勝進出を認めました。ポーランド代表は、決勝でスウェーデン・チェコ戦の勝者(両者は24日のパスB準決勝で対戦)と対戦することになります。
ロシアは先月24日より、ウクライナ東部から独立を宣言したドネツク共和国およびルガンスク共和国を支援するため、ウクライナでの特殊軍事作戦を開始しました。
ロシア政府は、「ウクライナでの自国の作戦」は開戦目的ではなく、あくまでも世界レベルでの戦争の阻止が目的であるとしています。
しかし、日本やヨーロッパ諸国、アメリカを初めとする世界の多くの国は、直ちにロシアのこの行動を対ウクライナ戦争だとして非難し、ロシアに対する経済制裁・外交的圧力の強化を開始しました。
ロシアはこれに先立ち、何度も西側諸国に対し、ウクライナ東部のロシア系住民に対するウクライナ軍の攻撃や人権侵害が配慮されていないことに関して警告しています。